1月21日「大寒」。一日中、氷雨。 前日には初雪も降った。 (隣家の屋根の初雪) 暦どおりだが、寒過ぎないか? 愚痴っても始まらない。 「これが冬だ。」と思い定めて過ごすのが穏当か。 この日は旧暦の小晦日(こつごもり)でもある。 「翌ありとたのむもはかな小晦日(蝶夢)」 歳時記の好きな句に微苦笑する。 さて、旧暦元日の祝いに鯛の塩焼きでも買いに行くか。 お屠蘇は燗したら旨くないだろうなぁ。燗酒も探してみよう。 明けましておめでとうございます。
本年もよろしくお願いいたします。 (遅ればせながらも松の内) 1月6日「小寒」、寒の入りとなる。 今年の寒中の厳しさを窺わせる寒波だ。 “寒中”を どう乗切るか。燗酒だけというのも寂しい。 ( ? 毎年同じこと考えてるかな。) 今年は遣り残していた雑事を片付ける年かもしれない。 いや、大事にするあまり仕舞忘れていた酒をこの正月に整理した(いただきました)だけの話だが、何故かそう思った。 細かいことで後回しにしてきた事、わざわざその為に行く程でもなくて放ってある事って 結構ある。 西穂は独標まで行っていない。 谷川はオキの耳まで行っていない。 その他にも、何かの折に意識の表面に浮上してくる事どもが山ほどあったはずである。 すぐには思い出せないが・・・。 今度浮上してきたらこまめに片付ける。そう決めよう。 そう決めたら、何か重大なものが浮上してきそうで少し不安になった。 そうか、無意識の中には忘れようとして封印した記憶も在るからなぁ。 身辺整理めいているのが、いかにも年寄りの一人遊びだな。 「秋花譜」(紙本 F10号)教室の課題でスケッチしたものが、一気に作品になるものでもない。 リンドウの青に群青を使うと決めると、以前描いた「つゆ草」と同じ手法に落ち着いた。 手馴れていた分、纏まり易かったということか。 リンドウの群青に対し、吾亦紅とホトトギスの花色と枝振りで流れや変化を狙う。 想ったより冷たく感じるのは、銀泥がやや勝ったか。 強さが足りないのは、これが自分だと居直ってもみるが、銀泥・群青・白緑・墨の相性の良さに頼り過ぎた所為でもあるか。 先生のご指導もあってのことだが、納得いくレベルまで来ることができた。満足している。 「冬至」(22日)から二日もたってしまった。
年末は時間の経つのも早い? 酔いが醒めて正気を取戻すのに、丸一日を棒に振ったか。 今年も同じことの繰り返しだったナァ。 これで例年並みか?というほどに寒い。 山用の下着でなんとか辻褄を合わせている。 ヒートテックも併用だから、これで寒いと言う方がおかしかろう。 歳ゆえの体温低下かね。 歳の終りに、人生の終りについて考えるなんざ、オツだね。 さて、遅れている年賀状でも書くかな。 今年はお世話になりました。良い年をお迎えください。 12月7日「大雪」。
文句なしの冬だ。 身体も徐々に寒さに順応してきたようだ。とりあえず冬眠せずにいる。 話は変わる。 「ビオトープ」という言葉を知った。 人間の生活環境の中に再現される、多様で持続的な生態系の空間を云うらしい。 もともとは造園用語か。 メダカの鉢にスイレン以外の植物がないかと探していて、ぶつかった。 断片的な考えに名前が付くと、突然、断片は統合され、思考が推力を持つ。 アッという間に「メダカの憩い・プチビオトープ」(杜若園芸)が届いた。 ナガバオモダカ、ウォーターバコバ、ヒメトクサの寄せ植えだ。 メダカの鉢が浅いので、とりあえず手持ちの小鉢の縁を欠いて、草を植え替えた。 春にじっくり手直ししよう。 何故か、半冬眠中だったメダカの動きが活発になった。新しく沈めた草や土に蓄熱効果があるのかもしれない。 メダカがぞろぞろ草の根元を巡っている。 まるで、テレビのビフォー・アフター番組で、リフォーム後の部屋に歓声をあげる家族のようだ。 気がつくと二時間近くメダカの鉢を覗き込んでいた。 「ビオトープ」という言葉で頭の中がリフォームされ、どうやら歓声をあげていたのは自分らしい。
11月23日「小雪」。
冬らしくないと毒づいていたのが嘘のようだ。 身体が順応しきれない。 痰が出る。口唇ヘルペスが出る。足の踵が痛む。 春はまだか。 先日、渋谷のウエマツ(画材店)を覗いたら和膠が並んでいた。 三千本膠を作る新しいメーカーが現れたらしい。 他にも修復用の粒膠など並んでいる。 これだけの復元力があるなら、日本画の将来を悲観視することもないか。 来年の旧暦(太陰太陽暦)カレンダーが届いた。 見ると三月が2回ある。閏月だ。 季節の変化にとっては波乱要素だネ。 この前が2009年(閏五月)だったから、3年ぶりか。 閏は余るの意。天からの贈りもののような時間なのだが、毎日が日曜日の身としては持て余す。前回も特別な事は何もしなかったな。 天体ショーが多いらしい。 金環日蝕(5月21日)、部分月蝕(6月4日)、金星太陽面通過(6月6日)、金星蝕(8月14日)とある。 金環日蝕は関東でも見られるというから、晴れるのを祈ろうか。 ・・・なんか、考えることが散発的になってきている。 冬眠かな。 「立冬」である。(8日)
例年並みの気温とかで、すこし冷える。 やっと暑い秋ともお別れか。 そろそろ灯油も買って置かねば・・・ そんな気になるのも、身体が冬モードに切り替わってきた証拠だろう。 街の飾りはハロウィンからクリスマスに。 お寿司屋さんの縁起物の熊手も新しくなっている頃。 暖冬か厳冬か見当もつかないが、冬支度、冬支度。 8日は神無月十三夜。薄く雲が出て、月も滲む。 冬らしからぬこの湿気が気になる。 24日は「霜降」。
秋も終りの節気だが、まだ25度以上の夏日がある。それも頻繁にだ。 テニスをすれば大汗をかく。気分も身体も完全に夏を引きずっている。 しかし、紅葉前線は例年通り南下してくる様だ。その落差が気になる。 どこかでハード・ランディングとなるのか。 その所為か、「霜降」15日間の変化に眼がいく。 七十二候によれば、初霜が降り、時雨が降り、紅葉が始まる。 暦では九月が終わる。(「霜降」は旧暦九月二十八日に当たる) 秋を感じることの少ない年とはいえども九月尽。(アラ?俳句になる?) 落差を埋めるには何か足りない気もするが、冷たい雨でも降れば気分など一変するということか。 時雨にも怯えるごとく年寄りは。(アラ、また五七五に) 10月9日の「寒露」は夕時から雲が出て、暗くなると突然雨が降った。
雨粒も大きく、夕立めいている。秋が定まった感じも揺らいだ。 この日は長月十三夜。 仲秋の名月を見たら、この月も見たものらしい。“かたみ月”を嫌ったという。 しかし、十三夜の月を観ると文字通り“満ち足りない”思いがする。 昔の人がどう感じていたのか気になるところだ。 夕方、雲が多くヤキモキしたが、やがて切れ間から顔を出した。 暗くなるまで観ていた。この後、雨になったのだからラッキーだったかも。
台風の直撃は随分久しぶりだ。
用心して画の教室も休み、家に籠もった。 帰宅困難まで考えた訳ではないが、この歳になると用心し過ぎるということはない。 吹き付ける雨と風に、外装工事もむなしく雨漏りした。 漏水チェックの手伝いをしてくれたのだから、台風に文句を言う筋合いはなかろう。 翌22日は台風一過の晴天!かと思えば、午後には雲が出て雨となる。 夕方から冷え込み、燗酒がすすむ。 「秋分」の23日、二日酔いのまま雑用に追われて一日が過ぎる。 夕方、何か写真でもと物色するが、昼と夜の長さが同じといっても、眼に見えるものが在る訳でもない。 この認識困難なところが“中庸”のむずかしさかな。(関係ないか) 「暑さ寒さも彼岸まで」。 秋冷の気定まるーこの安定感が中庸かな。
仲秋の名月(12日)を観に出た。
最近、月待ちするのは隣り駅の屋上庭園。新装なった永福町駅にある。 夕時の屋上はひと気も少なく、月待ちに持って来いなのだ。 なんと、人が多い。老若男女、色とりどり。 わが定席のベンチも埋まっている。 ま、同好の士だ。よろこんでお譲りしよう。 しかし、夕風に吹かれながら独り月を眺める・・・てのはなくなった。 厳しい残暑の中ではあったが、千年に一度の年の名月に禍々しいところは微塵もない。 西空には夕焼け雲。 すこし南に富士山。この後、友人と食事する。 ・・・いい誕生日となった。
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